こんにちは、今回は囲碁における格言をいくつか紹介したいと思います。
囲碁における格言は実戦でもかなり役立つものがあります、逆に格言とはいえ妄信してると反撃を食らうときもあるので気を付けないといけないものもあります。今回はそれらをいくつか紹介していきます。どこに打てばよいのかわからなかったりしたときの指標にできたりする場面もあるので級位者の方特にはぜひ頭の片隅にでも残しておいてください。

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目次
実戦活用格言
- 一般的な着手の基準に使える格言
- 死活に関する格言
- 愚形に関する格言
今回はこの3つの要素に分けて紹介していきます。
一般的に着手の基準に使える格言
- 三手の読み
- 相手の急所は自分の急所
- 石音の反対に打て
- 大場より急場
- 分らないときは手を抜け(上級者向け)
- 石の効率手割りで考えよ(有段者向け)
三手の読み
碁打ちは手を読む場合、何手先まで読めるか興味がある人は多いです。
碁の場合、何手先を読むかも重要ですが、それより次の相手の手が読みの中に入っているかどうかのほうが重要な問題です。例えば20手先まで読んだとしても、自分の打とうとする初手の次の相手の手がその読みの中に入っていないと、20手の読みは意味を持ちません。つまり、先を読むより、広く読むことの方が大切です。
その場合
- 自分が打つ
- 相手がそれに対して打つ
- 相手の応手に対する自分の手を考える
相手の応手を予想してそれに対する自分の打つ手を考えておくのが大切で自分の予想の中に相手の手が増えていけばおのずと勝率は高まってきます。
相手の急所は自分の急所
これは相手に打たれて困る地点というのは、自分から着手すると好手になる可能性が高いという格言です。
石音の反対に打て
相手の着手地点を追いかけて近くに打つと、相手の手の価値以下の手を打つ可能性が高くなります。相手の着手の意味を理解して、受ける必要がないと判断した場合は新しい場所に向かって打つのが良い打ち方です。
大場より急場
布石の段階の序盤でも地にかかわる広い場所(大場)よりも石の根拠にかかわる場所(急場)を優先して打つのが大事です。
分らないときは手を抜け(上級者向け)
着手が分からない時は、手を抜いて、状況が動いてから打つ場所を考えてみるのが良いことがあります。わからないまま、なんとなく打つと悪手になる可能性が高くなります。
どこに打てば良いのかわからなくなった場合は、ひとまず手を抜いて、自分なりに見当がつくところを打つのが良い場合があるものです。
石の効率手割りで考えよ(有段者向け)
手割りとは出来上がった形から石を除いていって出来上がる手順を変えて形勢判断をすることです。
手割りについてくわしくはこちら
死活に関する格言
- 死はハネにあり
- ダメの詰まりは身の詰まり
- ハネも懐のうち
死はハネにあり
死活の基本は
- 広さ
- 急所
です。生きる場合は広さを確保、殺す場合は広さを制限。そのあとに急所に打つのが基本的な考え方です。そこで殺すときは広さを制限するハネが良い手であることが多いという格言です。
ダメの詰まりは身の詰まり
ダメ詰まりは石の死活にとても影響を与えます、ダメの数が一つ違うだけで全然違う結果になる形もあります。
ハネも懐のうち
ハネが相手のフトコロを狭めるなら、生きる側からのハネはフトコロを広げるかというとそうでもありません。しかしフトコロがハネで広くなるケースもあります。大体はダメヅマリを利用したものが殆どで、一般的にはハネではフトコロが広くならないということを理解してください。
しかし、死活の基本形ではハネがあることで生きることのできる形もたくさんあります。
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愚形に関する格言
- アキ三角は愚形の見本
- サカレ形は作るな
これら二つはどちらも対局中に出てこないように打ちましょうという意味の格言たちです。
愚形については別で紹介した記事があるのでそちらをぜひ読んでみてください。