今回は囲碁AIを人間が破る方法について簡単に紹介していきたいと思います、AIの弱点として過去にはシチョーなどがありましたが現在シチョーはAIは対応できるようになっています。
では、現在のAIの弱点は何なのかについて、さらに弱点をついて成功した実戦棋譜についても書いていきます。

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目次
AIの弱点とはいったいどこなのか
囲碁AIの弱点としまして簡潔に結論を言うならば死活の判断がAIは苦手なようです。
しかし、普通の死活ならば判断を誤ることなどありません。どういった形がAIが苦手とするのでしょうか
一周した形に対しての目の認識が苦手であることが判明しています。下に例図を示します

人間であれば上の白に目がないことは簡単にわかりますがAIには図のように自分の石が相手の石の周りを一周した形の死活が苦手なようです。
具体的なAIに対する勝ち方(実戦棋譜)
実際先ほどの図のような形を初めから目指して作る必要があります。なので序盤からとても変わった手を打っていきます。
vs.AI(白)(1~32)

では実戦からどういった構想で打っていくのか解説していきます。序盤の打つ手は形勢をあえて損なうように打っていきます。白32までで打ったところ、これからやること3つあります。
白全体を封鎖する
30,32をつなげる
19,21は白の中で生きる
この3つを行う必要があります。なのでここからはそれを目標に打ち進めていきます。
成功図

黒1まで打った場面です。先ほどの目標は3つ全て達成した図となっています。赤で囲っているように白はしっかり1周繋がっていますね。現時点では一周した白は生きているのですがここから死活の判断を白が誤るため終局時には白石は全滅します。
白死

黒1のオキを打つことができて無事白を全部殺すことに成功しました。一周つながってしまった白は死活の判断を誤るという特性をついてこのように打つことで勝つことができます。
vs.AI(総譜)
総譜をみたい方のためにつぶや棋譜のデータも掲載しておきますのでよかったらご覧になってください。

棋譜再生
実戦を通した感想
AIに勝つための条件を整えるにはかなり棋力が必要だと感じました。
一般的なアマチュア5~6段の方であってもなかなか難しいと思います。しかし、普通に対戦するのではAIには勝つことができませんが条件さえ整えることができるならば十分勝機があることもわかりました。
このニュースが出回ってからAI側も対策をかなり講じているようなので今後どのようにAIが進化していくのかも楽しみです。
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